ボヌールドサクラについて
~BONHEUR DE SAKURAができるまで~
グラン・ジュテ.LLC 石井櫻子(いしい おうこ)です。
 なぜ、このようなサロンができたか、少しお話しをさせていただきます。
 それは、こんな出来事からでした・・・。私には、二人の子供がおりまして、ちょうど二人目の育児休業中のことでした。三つ離れた上の娘のおけいこ事にまだ生まれてまもない長男を抱えながら連れていっておりました。
 当時、レッスンが終わるまで、赤ちゃんと一緒に過ごせる場所があまりなく、苦労しておりました。
 離乳食が始まると特に困り、毎回、車の中で済ますような生活を送っておりました。
「少子化、少子化というわりには、日本の社会は、赤ちゃんを育てやすい? みんなが産みたくなっちゃうような国かしら?」「小さな赤ちゃんがいると普通のカフェですら入るのにためらってしまう・・・。泣いちゃったらどうしよう。」
  兄弟、姉妹で二三歳差はよくあること。上の子の都合で、やむをえず、まだ小さい赤ちゃんを連れて歩かなくてはなりません。どこか周囲に気兼ねせず、ゆっくりと過ごせる場所はないかしら。
 私だけでなく他のママも必要と思っているのでは?
 しかも、ただでさえ少ない親子カフェは、どうしてあんなに子供目線なの・・・。
 子供がいなかった頃は、流行りのレストランをチェックしたり、ホテルのラウンジで優雅なひとときを過ごしたり、
 思う存分素敵な場所へ行っていたのに・・・。子供ができたとたん、ゴム素材の床に一緒に座って、無邪気にゴロゴロする赤ちゃんとジーパンにノーメイクでただ、ぼーっと子供を眺める毎日。
 ママになってもお洒落したいし、素敵な場所へ行きたい! 多少高いお金を払っても大人の女性が満足できる場所が欲しい。ただそこで、のんびりするだけでもとっても嬉しい。
 しかも、赤ちゃんと一緒にいながら! 預けるとたまにしか行けないし、離れていても赤ちゃんが泣いてないか気になって、落ち着かない・・・。
  
 そこからボヌール ド サクラの構想はスタートしました。できる限り大人目線で、でも、子供にも優しく、
 そして、独立型のプレイスペースは、NG。誰かが子供たちを見守っていなくてはならないから・・・。
 そこでいただくドリンクは、まるでホテルで飲めるようなお飲物を!周囲のママたちから次々アイディアがでてきました。
  
 世の中にないのであれば、私が創ればいいのよ!
幸い、周りの人に恵まれ、とんとん拍子に話しは、進みました。
 納得していただけない方には、早朝から説得にかかったり、知らない方のところへ飛び込んでお話しを伺いに行ったりしました。
同時に日頃から自身の子育てをしていく中で感じていたことは、親というものは、いつまでも自分の子どもたちと一緒にいられない。後ろに立って、いつまでも守ってあげたいけれどそういう訳にはいかない。
 この絶対的に不安定な時代に一人で生きていかなくてはならない状況になったとき、
 どうしたら自己を保ち、適正な判断ができるのか。
 そうするためには、きちんとしたモノの価値観を持つこと、すなわち、五感を鍛える、
 センスを磨くことで自分の中にぶれない根幹ができるのでは? 軸を持つことができるのでは?と感じました。
 そのために、ホンモノの美しいものに触れる機会をたくさん創ってあげることが親の役目ではないのかな。
 ならば、今の私にできることは・・・。
 幼児期こそ美しいものに触れたほうがよいのに未就学児は、大抵の本格的な音楽や美術鑑賞の場への入場が
 不可となっています。しかも、鑑賞できるとしても、1年に限られた回数しかないイベント。
 それより、日常の中で触れることが大切なのに・・・。と考えておりました。
だからこそせっかく自分で手掛けるのであれば、このボヌール ド サクラは、ママのリラックスの空間だけでなく、
 子どもたちの五感を鍛えるためにホンモノの音楽・アート・文化を伝える体感プログラムを実施していく
 オヤコサロンを目指します。
このサロンを利用するママ達が、もっともっと子育てを楽しいなと思えるように・・・。
 これから出産を控えた妊婦さんが、サロンでママと赤ちゃんの生活を垣間見、出産後、サロンに来て、
 先輩ママたちに大丈夫よ!と一言言ってもらえることがどんなに救われることか・・・。
 そして、サロンのファミリーイベントに来ていただいたご家族が帰りに「家族っていいな・・・」と
 感じてくださったら、私は、心からボヌール ド サクラを創ってよかったと思えることでしょう。
では、そろそろ・・・。
 お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
 その際は、私ももちろん、当サロンのスタッフがいつも温かい笑顔で、素敵な皆様をお迎えいたします・・・。
グラン・ジュテ.LLC
 BONHEUR DE SAKURA
石井 櫻子

